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授業見学の感想(山村さん)

· 授業見学

先日、犬山の授業を見に来てくださった山村さんが感想を書いてくださいました。山村さん、ありがとうございます。お時間ありましたら、また来てくださいね。(犬山)

 

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■ 山村さんの感想

台湾の日本語学校で勤務し、半年が経ちました。この半年の自分の教え方について振り返り、もっと学習者が興味を持って楽しく学べる方法がないかと、以前から評判を聞いていた犬山先生の授業(初級・中上級)を見学させていただきました。

まず驚いたのは口頭練習の多さです。私は中級以上のクラスでは、積極的にリピーティングやシャドーイングなどの練習をしていなかったので、口頭練習の重要性について改めて考えさせられました。

次に、初級クラスで文法の意味を説明する際、「主題」や「順序」といった文法用語を使っていらっしゃったことが印象的でした(私が見学させて頂いたのは、文法の導入ではなく復習だったので、正確には文法の意味を確認するときです)。初級クラスでは文法用語を使ってはいけないと思い込んでいましたが、学習者は皆さん大人で台湾人です。文法用語を使ったほうが非常に効率的だと、今更ながら気が付きました。

中上級クラスでは、生教材の使い方が非常に勉強になりました。犬山先生は意味を説明して終わりではなく、その中にでてきた単語や文法を使った別の問題を準備されており、表面上の理解で終わらせないところが、特に参考になりました。

最後に、日本語教師に限ったことではありませんが、自分のテクニックやスキルを他者にあまり見せたくないという考えをお持ちの方が多い中、他校で勤務している私に快く見学をさせてくださった犬山先生に感謝申し上げます。誠にありがとうございました▼

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自分たち、日本語教師はもっと気軽にお互いの授業を見合ったほうがいいと常々思っています。いい授業の場合はもちろん、反面教師だった場合でも、自分の授業に活かすことができます。そして、それは台中の学習者のためになることです。教師一人ひとりが自身の授業の改善に取り組んでいると思いますが、それがもっと広く台中全体の日本語教育の変化につながるような流れを作っていきたいと考えています。(犬山)

《授業見学のお誘い》

犬山日語教室では、常時見学者募集しています。
日本語教師の方、日本語教師を目指している方、日本語教育に興味をお持ちの方など、どなたでも大歓迎。わたしの授業を見てもらったうえで、意見交換しませんか。

また、犬山の授業以外でも、「日本語の授業を見たい」「授業を見てもらいたい」という方、募集しています。台中近辺の方々の「見たい方」と「見てもらいたい方」のマッチングも行っております。

まだ経験の浅い方にとっては、先輩の先生方の授業を見ることは、最高の勉強になると思います。
また一方で、「授業を見てもらう」、他人の視線、視点を意識しながら、授業を行なうことは、自分の授業スキルを向上させる一番の近道でもあります。

賛同してくださる方からのご連絡をお待ちしております。

inuyama360@gmail.com