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【授業見学】大力さんの感想 

· 授業見学

今日は台中の大力さんが授業を見てくださいました。
大力さん、わざわざお時間を作っていただき、本当にありがとうございした。
これからも、協力して台中の、台湾の日本語教育を盛り上げていきましょう。(犬山)▼

■ 大力さんの感想

昨日は急な連絡にもかかわらず、授業見学をさせていただきありがとうございました。
 今回初めて授業見学をさせていただいたのですが、本当に勉強になりました。

 特に犬山先生の教室に行ったときに、すでに学生が来る前から、ホワイトボードに今日のクラスの復習内容が貼ってあるのに驚きました。授業といえば、授業開始時間からスタートするものという勝手な思い込みがわたしの中にずっとありましたから、正直、最初はその意図がよくわかりませんでした。しかし、学生が教室にやって来てから、学生達が授業が始まる前に自分でホワイトボードを見ながら、復習・予習を始めている姿を見て、こんな画期的な方法があるのだと驚きました。学生は早く教室に来て、授業前に予習したくても、何を予習したらいいかわからない学生がほとんどだと思います。単語を復習するにも量が多いですし、もし復習した範囲外の単語ばかりを教師がその日の授業で使ったら、学生はがっかりすると思います。しかし、犬山先生の教室ではホワイトボードに今日の復習内容が先に教えてありますから、学生は準備ができます。準備ができている学生は堂々と話していました。わたしだったら、もし授業の開始直後を自信満々で始められたら、がんばろうと思えると思います。そして、できるだけ早く教室に行って、もっと予習しようという気になると思います。このようなプラスのサイクルがおそらく学生が気づかないところで作られていて、学生の自主性を尊重しつつも、教師が見えないところでリード・サポートとするというわたしの理想のクラスがありました。わたしもできるところから、早速真似させていただきます。

 その他にも復習のテンポや授業前に学生と音読練習することで、学生の口がよく動くように準備されているところなど、教師の準備は教案と教材だけではないことに気づかされました。
 そして、学生がいつも犬山先生から目を離さずに前を向いているところも印象的でした。わたし自身も犬山先生の教え方の見学に来ているのに、いつのまにか学生と一緒になって授業を受けてしまいました。次回の見学では、どうやって学生を引きつけているのかをもっと研究させていただこうと思います。▼