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【台中日本語教師勉強会オンライン】04 参加者の感想 他

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先週の勉強会には37名の方が参加してくださいました。

ここには参加された方の感想を掲載します。

 

【台中日本語教師勉強会オンライン】04
文型にちりばめられて(所謂「文型」の扱い方あれこれ)

日時:2021年4月17日(土曜日)

告知記事 →https://www.blog3.inuyamatw.com/blog/04

《会の流れ》

1 所謂「表現文型」とは何かについて(古屋さん)
2 小グループでの意見交換
 ・ぞれの教室での「文型」の扱い
 ・「〜ことになっている」をどう教えるか。
3 「〜ことになっている」の機能とは(犬山)
4 「〜やすい」のコロケーションについて(青山さん)
5 場面を使った「文型」授業の一例(山田さん)
6 「〜とはいうものの」(和田さん)
8 「〜ものだ」の用法(犬山)

  *

《参加者のみなさんの感想》

■ 安田好成さん

古屋先生のお話を興味深く拝聴させていただきました。ご指摘のとおり、1・2級レベルでは、助詞や助動詞の機能語を正確に使うことは学習者にとって極めて重要な課題であると思います。しかし、私の場合、日常の授業では思うようにいかないことも少なくなく失敗の毎日です。場面による文型導入、意味、接続、練習、応用をいつもワンパターンで行うと学生の食いつく意欲が低下すること、類似文型の違いを詳しく説明しすぎると本来の文型が分かりにくくなること、さらに上級クラス(全員1級)の学生の場合、テストは高得点だが会話ができないなどが永遠の課題です。最後になりましたが、山田先生のポスターを使った文型授業は新鮮な気持ちで拝聴しました。私もアレンジして活用させていただきます。ありがとうございました。(安田好成)

■ A.M さん
今回も多くのことを学ぶことができました。
新たな発見、考え方も見つかりました。今後の授業で活かしていきます。
今回発表してくださった先生方、ありがとうございました。

■ まいつむり さん
グループセッションがとてもいいと思いました!私は養成講座生ですが、現役日本語教師の方も一つの文型についてどう教えるかについて複数名で勉強会を開いて話し合ったりしていいんだ!と目からウロコでした。就職してしまえば孤独な闘いがはじまるのかと思っていました。意見を交わしやすい雰囲気の勉強会で参加できて本当によかったです。


■ 匿名さん
私にとってはとても難しかったです。今の仕事は N5の合格はMust ですが、N4レベルの力迄教えればよいからです。
中級を教える時があれば、先日の件は非常に役立つと思います。初めて参加させて頂きましたが、よい経験となりました。本当にありがとうございました。

■ 匿名さん
意味解釈の後に他の先生と自身の扱い方を話せたり、古典の角度からも解釈の補強をしたりなど、とても勉強になりました。何より、さっと集まり、さっと解散する清々しさがとてもよかったです。ありがとうございました。

■ 匿名さん
この度は急に参加させていただき、ありがとうございました。
文型をひとつとっても、先生方が授業にのぞまれるまでのプロセスが
まったく違うことがわかり新鮮な驚きを感じました。
また次回よろしくお願いいたします。

■ 匿名さん
犬山先生の「ものだ」「ことだ」の違いについて、源氏物語の「もののあわれ」から考察された件です。文法の参考書やインターネットだけでなく、あらゆるものから引用してらっしゃり、目からうろこが落ちる気持ちでした。毎日の授業準備に追われて、流れ作業になっている自分を恥ずかしく思った次第です。

「ことになっている」のグループに分かれての考察では、短時間ですがあれこれ話しながら、自分の考えを改めたり整理することができました。こういった作業の重要性にあらためて気づかされました。

勤務校は中国人学生100%なので、1クラス20人のオンライン授業の中で、なかなか意見が出ず教師の一人語りのようになってしまうことが多いのですが、グループに分けるとその中では色々な意見を出しているようです。
日本語教師の集まりであっても、全体の中で意見をいうことが難しかったので、学生がみんなの前でオンラインで発言することはもっと難しいことなのだ、という気づきもありました。

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感想を書いてくださったみなさん、本当にありがとうございました。

また次の会で会いましょう。(犬山)

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