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【台中日本語教師勉強会オンライン】03

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【台中日本語教師勉強会オンライン】03
「対話」が育(はぐく)むわたしの言葉 ー「会話のクラス」の向こう側へー

講師:古屋 憲章(ふるや のりあき)先生
   山梨学院大学グローバルラーニングセンター特任講師
日時:2021年1月16日(土曜日)
   台湾時間午後8時(日本時間午後9時)開始 90分の予定
   Zoom使用

台湾の塾(補習班)や大学などの日本語教育機関には「初級」「中級」といったレベル別のコースとは別に「会話」と名のついたクラスが設けられることがあります。ただ、この「会話のクラス」で何をするのか、教師側に共通認識がなく、多くの教師の悩みの種になっています。
今回の勉強会では、古屋先生がこれまでどのように「会話/対話」に関する日本語教育実践を行ってこられたかを伺ったうえで、それらを参考に自分たちの「会話のクラス」で何かできるかを考えます。

  *

《古屋先生からのメッセージ》

実は私も「会話のクラス」で何をすればいいのか、いつも迷っていました。「会話」教材と呼ばれるものはたしかにあります。しかし、私自身は、違和感を覚えながら、「会話」教材を使って授業をしていました。会話のパターンやそこで使われる表現を覚えることが「会話」の授業なんだろうかと。

今も「会話のクラス」に関し、明確な答えを持っているわけではありません。ただ、会話というか、日本語の教室で日本語でやりとりをすることにどのような意味があるかについてはずっと考えてきました。

少し先取りしてお話しすると、今の私は日本語の教室で日本語でやりとりをする場を創るなら、練習のためのやりとりではなく、本当のやりとりをする場を創りたいと思っています。ただ、本当のやりとりをするとなると、何のためにやりとりをするかというやりとりの目的が必要になります。なぜなら、目的のないやりとりはとりとめのないおしゃべりになってしまうからです。私は「対話」という考え方に出会ったことにより、何を目的にやりとりをする場を創るかを考えることができるようになりました。

そこで、今回の話題提供では、まず、私が日本語の教室における「会話」の意味をめぐって試行錯誤してきた過程をお話しします。そのうえで、試行錯誤の結果、日本語の教室でどのような「対話」の場を創ったかをお話したいと思います▼

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当日はブレイクアウトルームでのセッションの時間も持ちます。可能であれば本名、顔出しでの参加をお願いします(匿名、カメラミュートでの参加をご希望の方は犬山までご相談)。
参加希望の方は犬山までメール、メッセンジャー、TwitterのDMなどでご連絡を。Zoomの招待リンクをお送りします。参加費などは不要です。
メール:inuyama360@gmail.com

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